てつねこくおりてぃ

私の好きなことを書くブログ

【エッセイ】面倒くさいの向こう側

日々の生活は、炊事、掃除や洗濯といった、名のある家事のみならず、玄関の靴を揃えるとか、乾いた食器を片付けるとか、お風呂に入るとか、着ていく服を考えるとか、とかとか、面倒なことばかりだ。

しかも、残念ながら、そんな面倒なことは、やりたくないけど、やらなきゃいけないことがほとんどだ。

近頃、そんな面倒なあれこれを、エイッとやってしまうと、案外、達成感が得られたり、生活しやすくなったり、身の回りが整って気分がよかったりと、心身にとても良いということに、今更ながら気が付いた。

そこで私は、面倒だなあ、と思う気持ちを乗り越えた向こうにある、居心地良い生活のことを、面倒くさいの向こう側と名付けることにした。

面倒なあれこれは、時に山のように私に立ちはだかる。そんなときこそ私は、私の生活をより良くするチャンスが来たと、その向こう側を目指し、淡々と生活するようにしている。

そんな日々が、もしかすると、世にいう丁寧な暮らし、というものなのかもしれない。

さあ、シャツのアイロンしなきゃだな。シワのないすっきりしたシャツなら、気持ちもしゃんとして、仕事できるかな。