てつねこくおりてぃ

私の好きなことを書くブログ

【エッセイ】来るもの拒まず

f:id:tetuneco:20170605155349j:image

引っ越しをして、2ヶ月が経過した。我が家にいろいろな人などが遊びにしてくれた。

しかし、思わぬ客が来ることもある。

 

まず、カラスが来た。

屋根の上で、カァカァと鳴くにとどまらず、ある日、ぼんやりと庭を眺めていたら、突然バッサバッサとカラスが舞い降りて、庭を這うトカゲらしきものをくわえて去っていった。

カラスの捕食する姿にも驚いたが、庭にトカゲがいたことにも驚いた。

 

次に鳥。

これまで見たことのない濃い緑の鳥が、毎朝庭先にやってくる。時に、ミミズのようなものをくわえて現れることもあるから驚く。

2羽の鳥が、じゃれあってもつれ、我が家の窓に激突するということもあった。なぜだ。我が家が自然に溶け込みすぎているのか。

 

そして、イタチ。

 これまたあるとき裏庭をぼんやり眺めていたら、視界を横切るあやしい茶色い影が。

リスか。リスと思いたいが、おそらくイタチであろう。

先日も、遊びに来ていた友人が、庭を横切る茶色い影を見て、「ほんまや。イタチがいる。」と驚いていた。見ると、先日の影とは異なり、やや毛色が濃いようだった。近隣に2匹以上のイタチが生息しているようだか、もしかすると、先の物体はリスだったのかもしれない。リス好きの私としては、あれはリスかもという淡い希望は捨てずにいたい。

 

 最後に猫。

 近年、野良猫をあまり見かけなくなったのだが、なぜか裏庭を、黒猫(首輪あり)、黒猫(首輪なし)、白に茶色のぶちの3匹が我が物顔で通過して行く。

首輪ありの黒猫ちゃんなど、裏の石壁の上をお散歩、お昼寝と徐々に我が家に馴染み、ついには、窓の外にちょこんと座って、ご挨拶に来てくれた。

以前より、我が家の猫ちゃんと友達になって欲しいと願っていたので、猫ちゃんを窓辺に連れて行くと、黒猫ちゃんは、我が家の猫を見て相当驚いたようだった。

(上の写真がその時の様子を撮ったもの)

その後もしばらく、黒猫ちゃんは、我が家の様子を伺っていたので、我々に相当の興味があるようだ。是非、また遊びに来てほしい。

 

そんなこんなで、何やら賑やかな我が家であるが、出来れば人に遊びに来てもらいたい。

しかし、学生時代に、貧しい暮らしとボロ屋を友人に見せたくなかった私は、友人を家に招いたことがない。そのため、どうやったら人が家に来てくれるのか、来たら来たで何をしたらいいのか、今一つわからなかったりする。

おまけに、私は空気読めない系なので、どの程度お誘いしてもいいのか、加減がつかめない。

私の社会性の低さには、全く困ったもんである。

 

来るもの拒まず

まあ、焦らずとも、間口を開けて、のんびり待っていれば、誰か遊びに来るでしょう。それよりも何よりも、私に会いたいと思ってもらうことが大事なんだろうなあと、ぼんやりと庭を眺めつつ、考えている。

 

 

 *もうひとついかがですか

tetuneco.hatenadiary.com

 

*私を綴る エッセイ的なものたち

tetuneco.hatenadiary.com