人生二度目の占いに行ってきた。
「仕事がつまらないんですよね。」というと、「そりゃそうだ。職場にいい男がいないからね。」と、先生は笑顔で言う。
「えっ。仕事の内容とか、関係ないんですか?」と聞くと、
「あんたは、職場にいい人がいないとあかんのや。いい人がいたら、少々朝早くても起きて仕事に行けるんや。」と、これまた先生に和やかに言う。
どうやら私の仕事に関するモチベーションアップには、内容など二の次で、職場にいい男が欠かせず、いい男がいないと仕事を頑張れないらしい。
「なるほど」
私は膝を打った。思い返せば、確かにそうなのである。
ただし、言い訳がましい気もするが、ここでいういい男と見た目の良さは関係ないことをあえて強調しておきたい。
どんな内容の仕事でも、一緒に頑張る仲間や部下、信頼できる上司がいれば、頑張れるというものだ。
こんな仕事やめたいと毎日のように思い続けているけど、明日からは、仕事のことで悩むのはよそう。
そんなことは考えても無駄なのだ。今ある仕事を淡々とこなし、ほとんど可能性はないのだけれど、いい男が現れることを待つことにする。
*エッセイ的なものたち