毎日毎日、朝起きたら、朝ごはんに何を食べようかということに、頭を悩ませる。
残念ながら、私の朝食のメニューを考えてくれる人はいないので、自分で考えなくてはいけない。朝食は特に、前の日から準備しておかなくてはいけないし、朝になって用意していなかったら、職場に着くまでに調達するか、食べずに済ませるしか無くなる。
この何を食べるか問題は、考えてくれる人がいなくて、生きている限りずっと続く、私はずーっと生きるために食べていくのだ。
しかも、一般的に、1日3回何かを食べなくてはならないらしいので、この何を食べるか問題は、昼ご飯、夕ご飯と3回訪れる。
平日のランチは、職場の近くでとることになるが、なかなか食べたいものが思い浮かばなくって、お店も決められずに、さまようことになる。
ようやく行こうと決めたお店が、満席だったりすると特に悲惨だ。
夜は夜で同じ、ほとんど毎日、何を食べようかと、やっぱりさまよっている。
自炊をするのだって、大変だ。
食べるための材料を買おうとスーパーに出かけてもなかなか食べたいものが見つからず、スーパーの中を何周も歩き回ることになる。
そうして、何かを作ろうと思っても、冷蔵庫の前で食材とにらめっこすることになる。困ったものだ。
そんなこんなで何を食べるか問題は、私にとって深刻な問題だ。
ところで、どうしてこんなふうに何を食べるかを、毎度毎度決められないのは、私が必要以上に何を食べるかを厳選しているせいだと思う。
何を食べようから始まって、野菜をたくさん食べたいな、揚げ物は太るよね、鶏肉はこの間も食べたしなー、この店は月曜日に来たし、ここは少し贅沢かなぁとかとか、迷いは尽きない。
私は、食べることだけに関わらず、本を読むこと、誰かと話すこと、友達を作ること、音楽を聴くこと、何かを学ぶことなど、自分へのインプットを厳しく選定しているのかもしれないなあ。
当たり前のことだけれど、いろんなものをバランス良く食べれば、いいんだろうと思う。そう思えば、何を食べるか問題なんて、結構、簡単に解決してしまうことなんだろうな。
それができれば、いろんな本を読んでみること、いろんな人と会って話すことも、いろんな人と友達になることも、できるようになるかもしれない。
さてと、まずは明日の朝ごはんをどうしましょう問題を解決しなければならない。
残念ながら、今日も朝ごはんは用意していない。
よし、明日は起きたらすぐにベットから抜け出して、美味しいパンを買いに行こう。できれば3日分くらい買えると理想的だ。
明日の朝ごはんは、豊かな私になる第一歩にしよう。